我輩は方向音痴である。グーグルマップ先生なしじゃ生きれない人間である。そんな極度の方向音痴にとって「キキコーヒー」は難易度MAXな細~い路地の中にあって、とにかく見つけにくい立地にあります。それでも「キキ」は迷ってても行きたいこぢんまりでほっとするお店である。[英語]
コーヒースタンドほど小さくないけど、カフェというほどでもない「キキ」はその中間的存在。店内の脇にはカウンターがふたつと真ん中に大きなテーブルがひとつ、その奥には小さなキッチンと美味しそうなサンドイッチが並ぶショーケースが。ショーケースの上にはチョコチップクッキーや尾道名物のビーン・トゥ・バーチョコレート「ウシオチョコレート」など魅力的なコーヒーのお供がいっぱい。お店のインテリアはモダンであたたかいDIY感があって、ハイセンスなポスターや雑貨もあります。迷った末にラテのホットとスコーンを注文してカウンター席へ。
「キキ」では屋久島のスペシャルティコーヒーロースターで有名の「一湊珈琲」を提供。深い青色のトレーに乗せられたラテとスコーンがフォトジェニックすぎる。淡い青いに緑を少し足した「ロビンエッグブルー」の厚めなマグカップがお店の雰囲気をぴったり表す爽やかで元気なお色。包装されたまま出てくるかなと思ってたスコーンには軽く泡立てたクリームとイチゴジャムがたっぷりとサンドされてあってめっちゃ嬉しい。こりゃ期待ができる!
ラテはミルク感が強くて、柔らかくて飲みやすい。コーヒーとミルクの軽々した一体感が晴れた午後の眠気を優しく覚ましてくれる。そしてスコーンについてだが、まずちょっとことわっておきたいことが。
日本でスコーンを注文するというのはロシアンルーレットに近い行為だ。10回中9回はパッサパサで石のように硬いスコーンが出て。あ~またやられた~と激しく後悔することが多い。でも頼んでみないと分からない。もしかしたらこのお店なら・・・と不安と期待を胸にジャムとクリームがしっかり乗った半分を口に運ぶ。
率直にいうと大当たりだ。スコーンがしっとりしながらもふんわり、お口の中で溶けていく。イチゴジャムがしっかりと甘くて、素朴なクリームよく合うし、スコーンの塩気もばっちり!こんなスコーン待ってた!本物だ!っていうか、初めてじゃないかな??日本でこんなに美味しいスコーンを食べたのは!参りました!キキさん!
テイクアウトもできるから忙しい朝やお昼にもおすすめ、ちょっと分かりづらいけど行く価値充分の「キキコーヒー」。あんバタートーストもあるらしいし、近いうちにまた行きたいな~ 営業スケジュールはインスタにありますのでぜひフォローしてみてね。
Kiki Coffee
営業時間:11時~19時
定休日:木曜日、日曜日
住所:広島市中区大手町3-3-3
Tel: 082-569-5568